オランジュベール・スタッフブログ 愛知県日進市のハウスレストラン

ようやっと!何となく、うっすら涼しくなってきた今日此の頃如何お過ごしでしょうか。今

オランジュベールパティシエの鈴木です。 

9月も折り返し、睡眠時にエアコンをつけるのをやめても眠れるようになったのですが、皆様はどうですか?

 

さて今回は表題にもありますように見たことないモノをつくるです。

SNSの発達と共に国内外のありとあらゆるところから様々な情報が簡単に手に入れられるようになり、その影響はウエディングケーキにも如実に出ています。

多くの情報の中から探して理想のウエディングケーキを見つけて、依頼されることもありますし、あれもこれもと迷ってしまう方もいます。

 

素晴らしいアイデアは共有され、依頼として私たちの元へとやってきます。

そのときに初めて見たものをどのくらいの深度で理解して再現するのかが非常に楽しいのです。

上の写真ですが、どのように作っているか分かりますか?

スポンジケーキの上にレモンのゼリーを積んで、さらにスポンジケーキを積んでいるのでしょうか?

 

実は円柱のアクリルの筒にゼリーを流し込んでアクリルの外側に生クリームを塗ったが正解です。(正確には上の半分はスポンジケーキですが)

次はこの丸太みたいなケーキ、チョコレートクリームではありますが、この表面の感じはどのように処理しているでしょうか?

 

濃いチョコレートと混ぜて塗ってる?陰影でそう見えるたけ?

 

これもリアルに仕上げて欲しいとの要望から、チョコレートクリームを塗ったあとにココアパウダーを吹き付けて、薄く溶いたコーヒーを塗って仕上げました。

味わいもココアとコーヒーなのでチョコレートを邪魔することなく召し上がっていただけますし、どれも食材なので安心安全です。

 

もしかしたら設備、季節、もしくは技術力によって希望のウエディングケーキがそのままではできないこともあるかも知れませんが、少しでも期待に添えるようアイデアは惜しみませんので、是非ウエディングケーキでご相談があれば遠慮なく仰って下さいね!

 

それではまたお会いしましょう!!

皆様こんにちは。オランジュベールパティシエの鈴木です。

年々猛暑日の発生が早くなり、暑さ寒さも彼岸までと言われてはいますが、10月くらいまで夏な気がする今日この頃です。

 

さてこれから夏本番!の中で話題にするのが秋についてです。

秋に結婚式を控えている方々はこの時期には試食や、内容を決めておかないとメニュー表や、進行などに影響が出てきてしまうので、この時期には秋の試食会やウエディングケーキの打合せが始まります。

 

秋は食材も豊富でデザートビュッフェでもふんだんに、芋栗なんきん、マスカットなどのぶどうやナッツ、チョコレート、紅茶や抹茶などを取り入れて作っています。

特に愛知県なので、今までは何の気なしに子供のお八つとして作っていた【鬼まんじゅう】が実は他県の方は知らないとのことで取り入れてみました。

和菓子ぽいものは少しずつ各季節に入れていたのですが、正直家庭のお八つ的な感覚で受け入れられるのか不安でしたが、意外と評判良く、他県出身のプランナーなどは知らない人がほとんどでした。

子供のころはよく母親が作ってくれましたし、今は自分が子供に作って食べさせています。

元々は戦中戦後の食糧難の時代に小麦粉とさつまいもを米の代用として多く出回っていたときに名古屋で生まれた蒸菓子です。

角切りしたさつまいもがゴロゴロとして鬼の角のようにも、金棒のゴツゴツにも見えるところから名前をつけられたようです。

そんな鬼まんじゅうの作り方を今回はお伝えしようと思います!

 

鬼まんじゅう

さつまいも 300g 皮を剥いて1cmくらいに角切り

上白糖     60g

塩      少々

薄力粉         120g

さつまいもの角切りを上白糖とボウルで混ぜ合わせ15〜20分ほど置いておきます。そうするとさつまいもから水分が出てきます。

その間に蒸し器を用意します。あとはクッキングシートを10×10cmくらいに切り分けておきます。

水分が出たらボウルに塩と薄力粉をダマが残らないように混ぜ合わせます。(混ぜすぎないようしてください)

カットしたクッキングシートの上に生地をのせます。高さを出して盛るときれいに仕上がります。

蒸し器に入れ20分ほど蒸し上げ、竹串などて刺してさつまいもに火が通っていれば完成です。

温かいうち食べても、冷めても美味しいです。

保存するときは1つずつラップで包んで冷凍しておくと良いです。

写真右の黄緑色のお皿のお団子の横にのっているのが鬼まんじゅうです。

 

秋になってさつまいもがスーパーなどでで始めたら是非お試し下さいね。

もちろん秋のデザートビュッフェでも提供しておりますので、そちらでも是非お召し上がり下さい!!

それではまたお会いしましょう!

ブログをご覧の皆様、ご無沙汰しておりますオランジュベールパティシエの鈴木です。 

 

日に日に暖かくなって、過ごしやすくなってきましたが、花粉症の私にはツライ季節になりました。

 

さて本日はウエディングケーキについてまたまたお話ししようと思います。

今回のウエディングケーキはネオクラシックとも呼ぶべきケーキです。

こちらはフルーツやマジバンなとの細工こそないものの、生クリームでいくつもの口金を使い分けてデコレーションされたものです。

 

個人的にも作るのも楽しい作業のウエディングケーキです。

アイデア一つで様々な模様が作れますし、シンプルなのに華やか、クラシックでありながら新しいという特徴を備えたデザインは、これから流行る!といいなと思ってます。

皆様もこれからウエディングケーキどんなデザインにしようかで悩んでる方、これからご結婚をお考えの方は是非参考にしていただければと思います。

それではまたオランジュベールでお会いしましょう。

 

皆様、こんにちは。

本日のブログは、パティシエの鈴木が担当いたします。

 

写真は・・・ウエディングケーキ?

お稲荷さんを山盛り用意した変わり種ウエディングケーキです。

紅生姜でピンクに染めたお揚げに五目酢飯を詰めたものと普通のお稲荷さんの2種類を200個!!

当日炊きたてのご飯をスタッフ数人で一気に酢飯に仕上げて詰めました。

さらにガリでバラを作って飾り、新郎新婦のお母様に2つ詰めて一番上のお狐様にお供えしていただきました。

お狐様はオランジュベールオリジナルのマジパン細工、お稲荷さんもオリジナルの手作りです。

ただお稲荷さんを山盛りしてもいいのですか、ソレだけではないもう1つのイベントをプラスアルファすることでより印象深い、よりお二人らしい時間にできると思います!

オランジュベールではウエディングケーキだけでなく、料理でもお二人らしさを表現できるようスタッフ一同いつでもご協力できるよう日々勉強していますので是非皆様のアイデアを聞かせて下さい!

それではまた!

みなさまご無沙汰しております、オランジュベールのパティシエ鈴木です。

今年もギリギリまで暑かったのに急に寒くなって、飼っている猫も布団に乗っかってくるような時候になってきました。

衣替えも秋がないまま冬支度ではありますが、みなさんは如何お過ごしでしょうか?

さてそんな今日此の頃ではありますが、タイトルにもありますようにそろそろ冬支度ですが、衣替えの話題ではなく、デザートについてお話ししようかと思います。

昨年もブログで触れたかもしれませんが、今年も12月、クリスマスシーズンがやってくるということで、最近お菓子屋、パン屋だけでなくコンビニやスーパーでもよく目にするシュトレンを仕込む時期になってきました。

シュトレンとは、キリスト教の修道院でクリスマスの4週間前(アドヴェント)の時期に焼く特別なパンとして最古の記録としては1329年に書かれた文章が残っています。

今ほどリッチな内容ではなく質素なものだったようですが、15世紀にシュトレンを焼く職人たちにバター使用禁止令が解除されてから、1500年頃ドイツのドレスデンのクリスマス市にシュトーリツェルの月曜日と言う日がもうけられクリスマスの前の月曜日にクリスマスのパンとしてシュトーリツェル(棒状のパン=シュトレン)が売られるようになりました。

今の形になってきたのは19世紀にザクセン王国での関税や間接税のいくつかが撤廃となり、産業革命により物流が早く、大きくなったことで小麦粉、砂糖、レーズン、アーモンド、レモンなどが調達しやすくなったことで家庭でも盛んに作られるようになりました。

ドレスデンではシュトレン祭りがあり、巨大なシュトレンか作られ(重さ3,950kg長さ4.10m幅1.77m高さ87cm)たりしているそうです。

ドレスデンシュトレン保護協会では定義も細かく決められており、詳細は省きますが、伝統的に長く愛されているお菓子であることは間違いないでしょう。

ちなみにドイツではシュトレンが真っ二つに割れたりするのは不幸の印ともいわれているので、シュトレンの取り扱いは丁寧にしましょうね。

さて長々と蘊蓄を垂れましたが、こちらが今年のオランジュベールのシュトレンです!

レーズン、チェリー、イチヂク、オレンジなどのドライフルーツをシナモン、ナツメグなどのスパイスとオレンジのリキュールで漬けたものをたっぷりのアーモンドを織り交ぜて焼き上げたものをバタート砂糖でコーティングしたものです。

冬の間はデザートビュッフェに必ず入ってますので、お越しの際は是非お手にとって召し上がってくださいね!

皆さんのお越しをおまちしております!

それではまた!

ご無沙汰しております。

オランジュベールパティシエの鈴木です。

少しずつ暑くなってきましたが、皆様も暑さ対策しっかりとして夏に備えて下さいねー!

さて本日はブラスの夏の定番イベント【夏祭り】についてお話ししたいと思います。

 

オランジュベールは今年で皆様のお陰を持ちましてオープン20周年!を迎えることとなりました。

(昨年の夏祭りで20周年とうたっていたような?!)

そこで今までのご愛顧にお応えして今年もやります【マグロ祭り!】更にはオランジュ特製のカレーや、サラダ、自家製シロップのかき氷、フルーツポンチなど10種類以上の手作りメニューを取り揃えてお待ちしております!

 

今年はキッチンメンバーも料理だけでおもてなししておけばという考えは捨て、内装、飾りつけにもガッツリ参加して作り込んでおります。

7月は何かと重なる時期で、ゼクシィ紙面の撮影の準備、各種コンテストのエントリー、締め月でもあるので、てんこ盛りではあります。

しかし!ここは手を抜けないということで新入社員、2年目のプランナーと看板、オリジナルTシャツ、メニュー表記、飾りつけなど早くからデザイン、買い出しに走り、ちょっとずつ進めています。

まだまだ完成はしてませんが、是非楽しみにしていてください。

初めての試みの遊びも用意しております。

是非遊びに来てくださいね!おまちしております!

書きかけの看板たち↓

  • ご無沙汰しております。

オランジュベールパティシエの鈴木です。

そろそろ梅雨入り?私は今年は梅干しを漬けてみようかと画策しているところであります。

さて今日はいつもと違って普段こんなこともしてますみたいなことをお話しようかと思います。

 

オランジュベールは今年でオープンして約20年ほど経つわけですが、それは多くの結婚式を行ってきたことで店舗のあちこちに歴史が刻まれてきた訳です。

ストレートに言うとちょっとずつガタがきたりする訳です笑

でもせっかくオランジュベールで式を挙げるゲストの皆さんに歴史を感じさせる重厚感や使い込まれた木の温もりは良いとしても、古さだけを感じさせるものは良くないですよね?

で、パティシエとしてはこれまで長く相棒として使ってきたデザートビュッフェの机があるのですが、これがそろそろガタついてきたわけです。

普段からキレイに洗って拭き上げて、ネジも締め直してと手入れはしていたのですが、どうしても塗料が落ちてきたり、木材が傷んできます。

そこで一念発起してガッツリ直そうと。

大工の息子としてそれなりに手習いはしておりますので、(結果パティシエになりましたが)先ずは机をキレイに丸洗いして、塗料を落とす、乾かす、そして新しく塗料を塗り直して、破損しそうなところを補修までを何とか時間をやりくりして作り出し、晴れた日を狙ってやってみました!

どうですか?飾りで誤魔化していると思われるかもしれませんが、脚までしっかり塗ってあります。あと10年は一緒にゲストを迎えられるかも!!?

今回はSDGsというより、どちらかと言うと勿体ない、まだまだ使えるという日本人のおっさん特有のものではありますが、新しいものや、新しい会場だけが良い結婚式を作れると言うわけではなくて、温故知新という言葉もあるように良い伝統や、愛されて長く続いたモノや人として大切にする気持ちがおもてなしとして、結婚式をすることに大きな価値が生まれるんじゃないかと思いました。

是非この生まれ変わったデザートビュッフェ台を見て使ってくださる方が一組でも多くいてくれればこれに勝ることはないと思いますので、オランジュベールへ足を運んでくださいね!

それではまた!

オランジュベールスタッフブログをご覧の皆さん、こんにちは!

本日のブログの担当は厨房スタッフの市野(旧姓:熊澤)です。

 

 

 

厨房スタッフはいつもプランナーさんと厨房スタッフ、庶務さんに平日お昼の賄いを作っています。

みんなに喜んでもらえるような美味しい賄いを作れるように試行錯誤し日々勉強しています。

 

 

 

そんな本日の賄いはこちらです!

 

真っ黒の塊ですがこちらなにかわかりますか??

 

 

なんとこちらはコロッケなんです!

何故黒いかといいますと、竹墨でできたパンをパン粉にしたものを使っているからなんです。

まるで焦げているかのようにも見えますがちゃんとサクサクで美味しいコロッケです!笑

 

 

 

 

そして彩り良くカラフルな大根とレタスのサラダと自家製ドレッシング、しいたけとカリフラワーとニンジンの味噌炒め、豚汁、菜飯のご飯です。

彩りも考えつつ、野菜を沢山取れるように考えて作りました!なるべく同じような味にならないように色々食べられるようにどうしたらいいかなと考えました。

 

 

 

 

この賄いはみんなの料理技術を上げる為に行なっていて、より良いお料理をゲストの皆様に提供出来るように日々勉強しています。

 

 

小さなことでも勉強になるので今後も色んな賄いを作って学んで、皆さんにも喜んで頂けるようなお料理を作れるように努力して行きたいと思います!

 

 

 

 

 

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

ようやっと暑さも収まり、少しずつ秋めいてきた今日この頃、皆様体調など崩されておりませんでしょうか?
朝晩の寒暖差でくしゃみが止まらないパティシエ鈴木です。

さて今日は表題の通り、カヌレについてです。

昨今は焼き菓子が非常に注目されており、カヌレはその中でもブームが起きて今ではパティスリーではほぼ見ないことはないお菓子になりました。

カヌレは正式にはカヌレ・ド・ボルドーといいます。
由来は諸説紛々ですが、20世紀当初にはフランス南西部ボルドー地方の伝統的な郷土菓子として定着したようです。

カヌレは溝という意味で銅の12本の溝が入った型に蜜蝋を塗り、ラム酒とバニラの香りをつけた焼き菓子です。
今では高価な銅の型ではなく、シリコン出できた型で焼くことが多くなりました。
蜜蝋だけでなく、バターを塗ったり様々な味、例えばチョコ、抹茶、キャラメル、いちごなどが今はお菓子屋さんのショーケースでみることができます。

さてオランジュベールでもカヌレは勿論手作りしており、デザートビュッフェなどで人気の1品です。
カリッとした表面にねっとり、もっちりとした香り高い生地がコーヒーにも紅茶にも良く合います。
焼き上げるには丁寧に合わせて一晩寝かした生地を、たっぷりとバターを塗った専用の型に流し入れ、高温のオーブンで50分、さらに焦がさないように、均一に火が入るように蓋をしたり、回転させたりと愛情と手間をかけております。
こうして焼き上がったカヌレが皆様のお手元に出るわけですが、出すときにももう一度冷めたカヌレをオーブンでリベイクして、艶とカリッとした食感を出せるようにともうひと手間かけています。




見た目は地味ですが、ひとつひとつのお菓子にきちんと手間暇かけることで本当に美味しいものを召し上がっていただけるように厨房では心掛けて作っています。
勿論お菓子だけでなく、料理でも付け合せの野菜もベストな火入れを常に意識して提供できるように厨房スタッフは毎日を過ごしていますので、是非結婚式にご参加されることがあれば、これらにもちょっとだけ見ていただけたら幸いです。

それではまたオランジュベールでお会いしましょう!


ちょっと暑いくらいの日が続いて、桜もチラホラ咲き始めたこの頃如何お過ごしでしょうか?

さらに花粉症が酷くなってきたパティシエ鈴木です。

今日はみんな大好きカヌレについてです。

 

まずカヌレというのはフランス語で「溝のある」という意味で、正式にはカヌレ・ド・ボルドーといいます。

ボルドーワインで有名なボルドー地方のデザートともボルドー修道院で作られたとも。

ワインの澱を取り除くために卵白を使うため、残った卵黄で作られたのが始まりです。

蜜蝋を塗って、高温で1時間以上焼き上げることで外がカリッと、中はもっちりのカヌレになります。

ブラスではバタリーというカヌレなどの焼き菓子をメインとした店舗も展開しており、好評いただいてます!

 

さて、オランジュベールではカヌレを見学会で必ず、来てくださったゲストに食べていただいてますが、これもオーブンの温度や焼成方法など工夫と改善を加えたもので、年々良くなってきていますが、最近ではフレーバーを変えたり、粉類に米粉を使ったりして更なる進化を目指しています。

焼き菓子は何度作っても完璧ということがなく、季節、天気、湿度や混ぜ方など多くの要因で変わってしまうので飽きることがなく、バリエーションも豊かなので、これからもたくさん皆さんに召し上がっていただけるように作り続けるので、楽しみにしていてくださいね!

それではまたカヌレだけでなく様々なお菓子を用意しておまちしております!

 

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